つれづれなる熊に

とあるババァの戯言集

新月前夜はまったりと自分を甘やかせる

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 在宅勤務を定時で終え、小一時間ほどTwitterやネットニュースを彷徨う。「新月前夜は自分を甘やかしてゆっくり過ごそう」といった内容の記事が目に留まる。そうか、明日は新月なのか。どうりで週末でもないもに、チカラ尽きたような感覚になるのか。

 息子が不在で一人飯の夜。そのうえ、本日到着予定の食材宅配が、システムトラブルで配達がなく、買い物に出かけなければならないこともあって、気持ちはすっかりまったりしていた。

 

 そうだ、自分を甘やかしてもいい日ならば、お弁当で済ませて、お酒とスナック菓子をほおばりながら映画を見よう。

 

 そうと決まったら早速買い物へ向かう。

 うっかり薄着で買い物に出かけてしまい、肌寒さに耐えられなくなる。昨日までの夏日はどこへいったのだ。凍えそうな夕暮れは、梅酒のお湯割りに限る。呑兵衛にとってはそれだけで誘惑なのである。

 梅酒は、割高になるが小さ目の小瓶をチョイス。フルーツは季節外れでもおいしそうに見えたりんごをひと玉かごに入れる。この後に及んでカロリーを気にしてカツカレーはミニサイズにするも、えびせんべいとポテトチップスと甘栗をゲット。痩せる気ないだろ?とツッコミを入れる自分に対し、今日は新月前夜だからいいのと言い聞かせる。

 

 暮れゆく空を眺めながら、食事をし、お湯が沸くまでの間に日記を書く。

 

 Amazon prime videoで泣けそうな映画を探すも、タイトルだけでは、どんなストーリーなのか予測ができずに手こずる。ここ数年は、テレビどころかネットの情報も見なくなってしまったので、新作映画の情報が途絶えてしまっている。よほどの話題作でない限り、タイトルすら知らないのだ。

 

 お湯が沸いたというのになかなか決めれず、とりあえず火を止めコップの半分までお湯を注ぐ。残りの半分を梅酒で満たし、急いでPCに戻る。パソコンを操作しながらコップをすすると、むせそうになるほどの濃厚な梅の味と香りが鼻と咽喉に広がった。

 時間が無くなることに焦りを覚え、安易に鉄板の犬モノをチョイスしようか悩んだが、今日はまったりと泣きたい気分だったのでやめる。犬モノにはめっぽう弱いので、号泣してしまうからだ。下手をしたら、嗚咽するほど泣いてしまい次の日に支障が出ることもある。

 

 焦りながらもなんとなく選んだ作品は「コーヒーが冷めないうちに」だった。舞台用の脚本をのちに小説化。2017年の本屋大賞にノミネートされ、翌年映画化されたらしい。

 作品紹介動画にて涙を浮かべる有村架純と石田ゆりこ。はやくももらい泣きをしそうになりながらも、最後に「4回泣けます」と煽られては、若干気持ちが冷めるひねくれもの。

 俗にいうところの「全米が泣いた系」は泣けないタイプである。

 

 あらすじを読んでみると、タイムトラベルものだった。世に蔓延るファンタジーに満腹感を感じていたので気が進まなかったが、「どんなことをしても、現実は決して変わらない」というルールに、時空を行き来したことで時代に影響が出始めてしまうという、非現実的ではなさそうなところが斬新に思えたので早速見ることにした。

 

 電気を消して、ベッドわきのスタンド照明のみを点ける。袋菓子の封を開け、トイレに行き、梅酒の入ったコップと、お代わりに立たなくてもよいように梅酒の瓶とお湯の入った魔法瓶を脇に置き、準備万端。

 ちゃんと4回泣けるのかを検証してみようじゃないのと、若干挑発的な意気込みもあった。

舞台は、とある街のとある喫茶店。店内の【ある席】に座ると、望んだとおりの時間に戻ることが出来るという。ただし、そこには『過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。』や『過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。』などのいくつかのルールがあった。

誰もが一度は経験のある「もしも、あの時に戻ることができたら……」という《後悔》の思い。様々な《後悔》を抱えた客たちが、今日も店を訪れる。

あらすじ:東宝WEBより

 

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

  • 発売日: 2019/03/08
  • メディア: Prime Video
 

  レポートは後ほど・・・

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